【シン・ジョーズ感想】クソサメ映画を語りたい
昨日は金曜日ロードショーでジュラシックパーク・ロストワールドが放送されていましたね。
ジュラシックパークは好きな映画なんですけどロストワールドはなあ…。
これもまた別な日記でぶちまけたいと思います。
今日の日記は地上波で放送された映画じゃなくて、月額料金を支払って見るチャンネル?の映画の話です。そこ重要?って思うじゃん?かなり重要なんですよテスト出ますからねこれ
自分はdtvに入ってるんですけど、見たことがなくておもしろそうな映画を探すとことごとく(愛すべき)B級映画にぶち当たる。
見てみるとやっぱりそう。なんかチープでシュール。
地上波では名作、有名作しかやらないでしょう。あとアニメ。悪いことじゃないけど同じ映画ばっかりじゃ飽きちゃうよね。
今回はdtvじゃなくてアマプラで見た映画ですけど、こっちもそういう映画が多いのかな。
なんでリアルタイムの日記じゃないの?というのも、別にネタが全くない訳ではないのです。
でも、家の階段を下りたところにバナナくらいのサイズの虫がこっち向いて死んでるから外出できない話とかヤマオチなしでおもしろくないし思い出すだけで鳥肌なのでサラっと導入ネタで終わってしまうのです。
はい、というわけで映画の感想です。
この間見た映画はシン・ジョーズという映画です。有名なのかしら。わからん。
初めに申し上げておきますが、disりたくて書いた日記ではありません。嫌だったところも書いてるけどね。いいとこだけ書いてたらダイマっぽいし…。
見たあとでこれは笑える映画だったなと思ったので書いてます。好きか嫌いかで言えば結構好きな方です。でも、円盤買うかって言われたら買わないです。
また、本記事には映画のネタバレが含まれていますのでご注意ください。
シン・ジョーズって?
ああ!
邦題がシン・ジョーズってだけで原題からパクリ全開映画というわけではありません。
なんだっけな…。パラダイスシャークみたいな名前の映画だったと思います。
※調べたところ、アトミックシャークでした。パラダイスとは
アトミックを翻訳すると、【不可分の、原子の】という意味で直訳すると不可分のサメということになるのでしょうか?いや、意味わからん。
でも【
もうちょい辞書を見てみると、アトミックエネルギーで【原子力】とあったので原子力ザメってことですね!映画見てたらわかるけど映画見てなかったら更に意味わからんタイトルです。
邦題がシン・ジョーズというタイトルで、言わずともわかる放射能を浴びた恐竜のおばけが主役のあの映画に乗っかってるんでしょう。
設定っていうか生まれ方?が似てるからだろうね。
タイトルセンスにも苦笑だったけど、映画の内容もこれまた…って感じ。
放射能を浴びたサメが人を襲うっていう内容でなんであんなに笑えたんだろう…。監督は奇才ですよこれは(誉め言葉)
前提として
CGはどちゃくそチープ。
学生さんの映画研究会とかがこの映画を作ってたらすごいっていう感じの出来栄え。
なので肝心なところで内容よりCGが気になっちゃうってことはよくあるけどこれってクソサメ映画あるあるだよね…?
あんまり好きじゃなかったところ
ネガティブ要素を最初に挙げる?って思うけど一応あるにはあったからねこういう要素もね。
まず映画に出てくるほぼ全ての男キャラクター。
どういうこと?って思うじゃん。いや、この映画の男キャラクターは基本クズしかいねえんだ…やばい…世紀末や…
①リーダーの男の人
部下の話を聞かないパワハラ上司にしか見えなくて只々不快。
初登場で開口一番ブチギレ大絶叫した上に突然テーブルバーンって叩くのやめて。これだけでほんと嫌いになった。
あとなんべん言われても1ミリも信じようとしなかったくせに、サメが出たってわかった途端ヒーロー面して倒しに行ったけどあっけなくやられすぎてカタルシスもなかったからここは不満だった。
ぽっと出のモブの方が死ぬところの尺とってあるよ!
杖的なのを剣みたいにしてそれ1本とジェットスキーでサメ退治に行ったのはなんかのパロディかな?やたら演出だけはかっこよかった。
でも食べられる瞬間絶叫とかもなく、かっこいいだけのBGMがパッと止まってしかもカメラは100m以上引いちゃう。
画面の真ん中にほんのちょっぴり映ってる。え、これで退場?なエンドだった。
②主人公格の男の人
名前忘れた。なんだっけ。
変異体のサメが居るかもってわかった時に自分が正しいってことを証明したい&目立ちたいってだけで相談なしにユーチューバー()を呼んで自分じゃなくて生物学者のタマゴって肩書のある主役の女の人に喋らせるのがトップオブクズ。
それになんてったってこの男はひとりで勝手に盛り上がって終盤の主人公の特攻をおじゃんにした悪魔。
あれで主人公が生還できたから(主人公補正)よかったけど、あの場面で主人公が抱えてた爆弾が爆発しないでむざむざサメに食べられてたら、主人公の復讐も果たせてあげられず爆発で死ねるかと思いきや向かってきたサメに無惨に食われてしまうことになっていたわけです。
大学生?にもなってその辺がわからん年でもないでしょう。要するにこいつはただの人殺しです。
③人気タレント
レストランでの食リポがめちゃくちゃクセのあるタレント♂
ジャーマネ含め周囲の人物みんな偉そうでタレント本人もかなり毒。
テレビに出てる=偉いって思ってそうな典型的クズですね~!
カメラが回ってるとニコっと笑ってチャーミングアピ。カメラが止まるとパワハラ?モラハラ?圧力?この映画のやなやつってこういうハラスメント系の意識ガバガバなのが多すぎるんだよなあ…
このタレントが出てるシーン、見てるうちにだんだんイライラしてきちゃって、この野郎ディープブルーならぜってー食われてるからな!!!!って思いながら見てたんですが、なんとこのタレントは汚染された魚を食べて体全体が風船みたいに膨らんで爆死しました。きたねえ花火だ…
自分はこのシーンが出るまでこの映画はどういう感情で見たらいいのかわからん…って思ってたんですけど、これを見て更に情緒が忙しくなりました。
いや、文字にするとヤベーだけのシーンなんですが、映像にしてもただヤベーだけのシーンです。そしてなんか笑える。
ここまでの過程を「もしかしてB級か?」と怪しみながら見ていても、ここを見れば一発でB級だ!って思えるのでこの映画で一番大事なシーンだと思います。
④血が出ない
冒頭から結構いい勢いでサメがキルスコアを稼いでいるのですが、サメがガブった瞬間に血が出ないんですね。海はきれいなまんま。
なんで?すげー勢いでサメが血ごと飲んでるとか?
最後の方でちょっとだけ赤くなったから、もしかしてCGで血の色を付けるのを忘れてたのかも。
だったら最後までなかった方がいいかなあ
気になったところ
①父親
小舟の運転手で主人公の父親。
サメとの決戦前に突然明かされる主人公との親子設定。
フラグはないことはなかったけどあえて途中まで隠しておく設定だったかな…?
別なライフセーバーの女の人とキスしたいってだけでおぼれたフリをしたエロガキにグッジョブをしてたり憎めないキャラクターではある。
あと、最初にサメに遭遇する点、古くて小さい船を運転している点、小汚い風貌、ぶっきらぼうな性格等々がジョーズの黒板引っかきおじいちゃんにすっげーーーーーーー似てる気がするのよね。
ジョーズで最初にサメに会うのってあのおじいちゃんじゃなかったっけ。違ったりして。あれれ。
でもやっぱり気になるのは主人公との親子関係を隠しておく必要があったのかなあ?ってところ(しつこい)
②サメから煙が出てくる
放射能汚染されたサメの背びれが海面から出てくるとジュワーーって燃焼する音と黒煙がモワモワモワーって出てくるんですね。
これってそりゃ実際そんなサメ居ないから比べようもないんですけど、科学的にありえるんか?燃焼って酸素が無いとできないから水中じゃ起きないから水中でジュワーってしてないのはわかるんだけDP、それが水の外に出た瞬間に起こりうるものなんか?熱すぎてそうなるならサメが泳ぐところの水は煙が出るってレベルじゃないくらいの勢いで沸騰しなきゃいけないんじゃないんか?違うんか?そこに愛はあるんか?(???)
ただ、そんな疑問をふっとばすレベルでサメが気持ち悪い。
砂浜とか最後の島に上がってくるシーンの醜さときたら。顔?もそうなんだけど最高にキモイのが動きね。
なんていうか、根源的な恐怖を呼び起こす動きをしてませんかね?サメ映画なのにサメを見たくないくらいキモイです。グロだよこいつ。
それでもクソサメ映画って、サメがほぼ出演しないで終わったりすることもあるようで、他の人のレビューを見るとサメがまともに登場している!ってだけでかなり高ポイントなのがなんとも笑えます。
③ライフセーバーの女の人のインスタに生きてます感
エロガキがキスしたかった相手の女の人。セクスィ~(笑)なポージングを取ってる謎シーンがある。そのシーンはいるのだろうか…?でもとにかく仕事そっちのけで自撮りしてる。仕事しろよwwww
とにかくインスタインスタインスタ。1にインスタ2にインスタ、3、4もインスタ5もインスタ。インスタにインスタかけてインスタ食ってるマジでインスタ人間。
エロガキが溺れたフリをした時に真剣に救助に行ったりサメが出てきた時に誘導してたり非常事態にはちゃんと動いてる感じではあった。
メイン級の登場人物の中では何故か一番えぐい死に方したと思う。
エロガキも凄まじかったけど。
ただ、この人ってインスタ女っていう属性以外の掘り下げが良くも悪くも全くないから愛着がわかなさ過ぎてあら、死んじゃったわくらいにしか衝撃がないし、かといって作中イチの悪役でもないからなんでそこまで酷い死に方させるの?っていう疑問とがないまぜになって独特の後味。
この映画でここまでひどい死に方をしなきゃいけない人はリーダー男か主人公にくっついてる男の方だと思うんだ…。
ところで、主人公with男がパワハラブチギレられてるのって「仕事をしないから」が根底にあったからだと思うんだけど、この人がインスタキチってる時にブチギレられないのは不思議なんだよな
パワハラ男がこの人に対してパワハラ発動しないのは、パワハラ男とインスタ女でいい関係にあるからなのかな?と思っていた節もあったんだけど。
メインになってるライフセーバーのチーム?が男2女2の構成で、with男が主人公に片想いしてるからパワハラとインスタもそういう感じなのかと。
と、思いきやパワハラとインスタが仲良さそうにしてるシーンは皆無、つーか会話してるシーンが1回あるかないか?って程度。
そういう関係じゃないならインスタにブチギレないパワハラがなんか釈然としないっつーかなんつーか…。
結局パワハラ男が嫌いなだけなんだけど
④ドローンのシーンが多い、サメより多い
ドローンがやたら多くでてくる。冒頭にパワハラ男がwith男にブチギレたのも、見回りに導入しようと考えてたレベルのドローンを勝手に使ったからだったような。
サメの姿を捉える方法もドローンだったし、シーンの切り替えもドローンがブ~ンって飛び回ってて現代的だな~って思いました。
悪いことではないけど、何十年も経ってから見た時に時代を感じる要素になるんだろうなあってちょっと感慨深く…いや、何十年後にも見る機会があればなんだけど。
サメ退治作戦のキモにドローンが出てきたり結構重要な役割っぽい。
その割にあっけなく壊れたりしちゃうんですけど。
最後に
こんな感じでした。すげー語っちゃったな。
あんな書き方してますが、また見ようかな…エヘ…みたいな変なクセがついてしまいます。
次に見たいのはトルネードに乗っかってやってくるサメをチェーンソーで迎え撃つというマジでクレイジーなサメ映画です。シャークネードだったかな。