よしながのブログ

作った料理のレシピメモ、ゲームの攻略メモ、アニメの感想とか

劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」を見ました

新型コロナが無ければ劇場で見たかった映画その②

名探偵コナン 緋色の弾丸」をレンタルしてきました~

 

いつもならコナンの新作やる時期になると、契約してるdtvで新作以外の劇場版が大体全部見れるようになるんですよね

だから多分待ってれば4月くらいにはdtvでも見れそうな気はするんですけど。

 

ごはんを食べながらコナンのFBI関連のシリーズを見てたらなんとなくコナンの口になっちゃったっていうか…。

映画館で観たかったよな~って思っちゃうとやっぱ待てないよね~

新作DVDってちょっと高かったけど借りて来ちゃった(テヘ

 

 

全体的な感想

新型コロナの影響で劇場での公開が延期になった映画ってことで、これはスタッフや制作陣や配給会社が悪かったってことでは無いのでマイナス要素ではないのですね。

もう全然本当になんにも悪くない、のだけどすごく焦らされたな~~っていう感じはしましたww

 

宣伝をいつもの倍くらい見たんじゃないかな?

赤井家プッシュしたいっていうのは嫌というほど伝わりました。

 

赤井家集結的だから楽しみだったということではないです。

むしろそれ聞いて見なくてもいいかななんて思ったくらい。結局見ることにしたわけだけど期待値は低め。

 

そのせいか、見終わった後の感想としては全体的には概ね満足というか。

コナンも徐々に完結に向けて動いてそうだなという感じがする映画でした。

 

キャストについて

平野綾の英語力しゅごい。

 

マジでもうこれに尽きます。帰国子女なんでしょうか?突然ネイティブになるからびっくらこいた…

最後の方のシーンとかかっこよかった…すげえ…

 

あと平野綾っていえばハルヒのイメージが強かったので、今回の低めの声っていうのが新鮮で新鮮で。全然わかんなかったなあ

勿論ハルヒだけじゃないし低めの声でCV担当してるのも知ってるんですけど、改めて聞くとめっちゃSUKI…

 

あとゲスト声優が浜辺美波だったようです。

全くわかんなかった。すごい。

慣例?のゲスト声優の世界観ぶち壊しな棒読みがあまりにもひどくてそんなんいらんって思ってたんですけど浜辺美波しゅごい…

石岡エリーもかわいかったけど、役に合ってたなあ浜辺美波

ただ、声質が特徴的でいい個性だな~って感じ。

 

今回はゲスト声優なんて居なかったんだなって思ってました。そのくらい溶け込んでたなあ。

天海祐希とか柴咲コウとかの時くらいの満足度。

いやー、棒が居ないだけでこんなに満足できるとは。

 

浜辺美波は俳優やりながら声優もやってほしいと思った芸能人その②ですね

ちなみにその①はキムタクです。

 

気になったのは、林原さんがちょっと上ずった声になってるというか…地声に近付いてるのかな

当初の哀ちゃんのドスが聞いた低い声が好きなもので…。

 

今回のシーンでは、子供だから(ドヤ)ところが最高に好きです。

 

あと共犯のかたっぽスズケンだった…ぜんっぜんわかんなかったー!!

ラビに始まり沖田くんやイヤミ、蛇柱だってすぐわかる声してるのにこれは全然わかんなかった。すごい。

声優さんすごい。

 

ストーリーの感想

まずは序盤。

園子ちゃんがリニアのチケットを持って来た時のムーブが良かったなあ

あれ最初から自分は行かないつもりでチケットを用意してたけど、それを悟らせないようにクイズで答えられた子にチケットをあげたよってテイにしてあげてたんだろーな

 

予告でもさんざん言ってたよーな気がする赤井家の集結の方は不完全燃焼。

映画でストーリー進行させちゃうとまずいのかな?とも思ったけど沖矢=赤井が確定したのは映画だからね

 

今作で言うと、クエンチ直後のシーン。車とバイクでぶつかりそうになるところ、倉庫で組手をするとこと。

アニメで世良ちゃんと沖矢昴は対面済みだし要らぬシーンだったのでは…。

ママが倉庫に入る時に見つからないようにしたかったのなら途中でママに参戦させちゃったので無意味だし。

 

一方でチュウ吉と由美タンが赤井さんと合流してたのは笑えました

そのあとめちゃくちゃ見せ場あったからいいんだけど、てっきり今回のチュウ吉由美タンと小五郎ちゃんのシーンはシリアスブレイカーだと思ってたから…。

 

んーでもまあ長男次男は再会したのはよかったよね。

そこ以外に集結要素なかったけど。しかも全員揃ってないから集結というのにも無理があるっていう。

 

組手のシーンとラストシーンを見るにママは赤井さんのことを見破ってたよね。

 

ママ絶対どっかの機関の人間だけど。

「我が国の要人」って言ってたけど自動車メーカーのCEOはイギリスメーカーの偉い人だからイギリス人だろーしFBIの長官は国籍:米ってなってたな

リニアの招待券の時にママが見てたのはCEOの方だから後者は関係ないか。

 

となるとママはイギリスの何かの諜報機関的なのに居るってこと?ちっこいのに高そうな車でドヤってたから未だに組織に居るってことにはなるのよね

これも後々わかるんだろーな。

名探偵コナンというマンガが、多岐に渡る雑学だったりいろんな国のいろんな組織にも詳しくなれるマンガみたいな立ち位置になってきている気がする

 

 

あと、白鳩が「事件の日は私はお父さんと一緒だった」と言ったところ、あれはアリバイだったんだよね?

でも結局白鳩の父は犯人だったっていうことの理屈がわからなかったです。ちゃんと説明ありましたっけ

アリバイはあったけど犯人だったの?犯行は別な日だったの?うーんわからん。

 

2人の犯人もあっさりしたもんで、リニアの車内で白鳩とミスターマッケンジーがネイティブで会話するところと、井上の逃走を追いかけるシーンはよかった。

でもなんかこう…動機はもちろんわかるし、本当に殺したい人以外は殺さなかったのもわかるんだけど、いろいろアッサリで捕まえた時のカタルシスというか…。

 

劇場版じゃない毎週やってる本編の方が壮絶な感じしない?

犯人の自白の時に流れるサックスが哀愁を感じさせるメインテーマが流れて、静かに崩れ落ちる犯人はもう見れないのだろうか…

 

終盤近く、車で逃げる井上を追うシーンですが、キャメルがやたら赤井さんの言うことを聞きたがらない点と、ジョディ先生とジェームズに赤井さんの行動を解説してる点、ちょっとキャラ違ってない?

こんなに赤井さんに歯向かうキャラでもないし、ジョディ先生とジェームズに解説できるほど偉くもないし。

 

そもそも解説できるほど裏事情聞いてるなら車で追っかける時にそんなに歯向かってわざわざタイムロスしてんなっていう。いろいろ矛盾してるんですよね

 

ひつまぶし食ってる小五郎ちゃんとか新幹線の中の蘭姉ちゃんとか、うまく言えないけど全体的なキャラクターの性格がズレているというか…

脚本の人と感性が合わないなーと思ってしまいました

と思って本作の脚本さんの他のコナン作品を見てきたら自分があんま好きじゃなかった映画しかなかったのでなんかいろいろ納得。

 

作画の感想

主線が太めに取られてて、青山原画みたいなところがいっぱい出てきてとてもよいですね

あとは今作はジョディ先生がいつもより肌が白くて瞳が青い。アメリカ人…さすがアメリカ人…。

コナンも最後の方で瞳孔かっぴらく時に瞳が真っ青だったなあ。こっちは純日本人だけど。

 

世良ちゃんの八重歯がぎゃんかわなシーンがちょいちょいあったのと、哀ちゃんが髪を耳にかける動作、この2点は絶対性癖フェチの人が居たんだと思う…こだわりがある

そこがとてもいい。

 

音声/主題歌/BGM全般

邦画あるある?かな?

効果音はどでかいのにセリフがいつも通りのボリュームだから、セリフに合わせてテレビの音量を上げるとって音がする。

びっくりしちゃうんだよなあ。もうね、これが大変ものすごくビビる。

これだけどーにか直してくれないかなあ

 

あと、ディスクを入れた時にテロップが出てきました。

曰く視覚障害者用に音声ガイド付きで本編を再生できます。

ガイド無しで本編を再生したい場合はメニューを選択し、そこから本編を再生してください。

この画面を見るには再度ディスクを入れてください」

とのこと。一回しか見れてないので正確ではないけどこんな感じのことが書いてありました。勿論音声での読み上げもしてくれていました。

 

すごい。こういうのもあるんだ。

娯楽のバリアフリー的な。すごくいいと思いました。

 

主題歌は東京事変が歌ってましたけど、アニソン歌うんだ…マジか…って最初はびっくりしてました

まあ、何かと主題歌付きの映画のコマーシャルを見てましたのでね。ぶっちゃけ刷り込みですよね。

違和感がないどころか「進研ゼミでやった問題だ」現象が起きてました

 

曲そのものはめっちゃいいですね~。間奏のピアノがベリグー

今回は赤井さんちの話だったから雰囲気がいい感じにマッチしてたように思います

 

気になるのは本編最後の方でメインテーマを流さなかったところかなあ

緋色シリーズではないけど、黒の組織編って予告もシリアスな感じだったから気にしてなかったんですね

 

 

最後に

事前のCMでさんざん「赤井家!赤井家!赤井家!」って盛り上げてた割に、思ったより赤井さんは絡まないのね??

 

それと、FBIとか組織絡みになると小五郎ちゃんはじめ米花町のみなさんが蚊帳の外になっちゃうのが仕方ないとはいえちょっと残念

ただ、蘭姉ちゃんはもう新一と付き合ってることになってるからコナンを心配するシーンがちょっと出張りすぎな感もあるよーな。

 

それと、CEOのジョンさんが酒場で喋っちゃったかも(´;ω;`)の話は回収無しな点、園子パパが攫われたカート近くの制服のサイズがXLだった点の補足が無かったけど尺の問題かしら

白鳩に共犯者が居る推理の補強にすると思ったんだけどな

 

この辺の個人的に不足してる気がするフラグとか、ニアミスしまくりなのに結局進展がない世良ちゃん周辺の問題とかが不完全燃焼なとこ。

 

良かったのはチュウ吉の活躍シーンがあったところ、哀ちゃんの宮野志保時代の科学者知識が生きてたところ、世良ママの背景がちょっとずつ明らかになってきたところかなあ

もうね、哀ちゃんがイキイキしてクエンチの解説してるとこがいい。

 

赤井家にフォーカスして映画作るなら無理やり事件を起こさなくてもよかったと思うんだよね

映画の尺に収まらないでやっつけになっちゃってるのがなんかイヤです

向日葵ほどじゃなかったけど。

 

あとはあれだ。

作中で運行されることになったリニアのことを「ジャパニーズブレッド」って呼んでるので最初からずっと「日本のパン」だと思ってたんですね。パン食いながら見てたから。

 

そしたら終盤の方で「日本の弾丸って言ってたから、ブレッドじゃなくてブレットかよ~~~~ってちょっと恥ずかしかったです

テロップも「ブレッド」だと思ったんだよお…見直してきます

 

あと、作中でキャメルに解説されていた「赤井さんは撃ったんです。銀の弾丸を。」というシーン。

 

銀の弾丸っていえばさんざん言われてた黒の組織を壊滅に追い込める一手ってことだったよね。

 

これって赤井さんはもう銀の弾丸を撃った=赤井さんは銀の弾丸ではなくなったという解釈になったりする…?

いや、ないか?

 

必要以上に期待値をあげられすぎてて、いざ見てみたら不完全燃焼だったという感じ。

正直赤井家とかFBIとか出てくるエピソードなら緋色シリーズとかキール初登場周辺、さざ波あたりの方がクオリティは高いように思えました

 

次回作について

次回作は警察学校編なんですよね。

ハロウィンの花嫁っていうタイトルがもう出てますけど、本作ほどではないにせよあんまり楽しみではないかな。

 

高木と伊達のエピは見てるから安室が噛むのは知ってる(違和感のある噛ませ方だったけど)

高木と佐藤の話だから松田と萩原が出るのもまあわかる

で、安室が嚙むから諸伏が出るのもわかるんです

 

でも、だからって伊達安室松田萩原諸伏をくっつけますかね!?!?!?!?

4/5人が死ぞ!?!?!?!?(ご乱心)

 

どうやってくっついても伊達安室諸伏と松田萩原高木佐藤でしょ?なんでそこ一緒になっちゃってるんだろう…

なんかね、安室が出て以降、ちょいちょいキャラ萌えでやってない?ってとこが散見されてちょっとげんなりなんです。今回の映画が期待値低めだったのもそのせい。

キャラ萌えで映画は出来ないのよ…。

 

惰性ではなく風物詩的なポジションなので今更見ないなんてことは出来ないですし、頭を空っぽにしてフラットな目線で楽しみたいです。